不健康のもと三白の害
そして「塩」
これがまた悪い。
健康管理で知られた言葉に
「三白の害」というのがある。
「白い塩、白い砂糖、白米」だ。
精製したものはいけないのである。
なかでも惑いのが塩なのだ。
肥るのに気をつけようと、前項で書いたが、
一般的には甘いもの、
油っこいものが駄目と言われているが、
もっとも気をつけなくてはならぬのは塩である。
日本人は漬物と味噌汁が好きである。
それだけで、いくらでも食べられる。
大食いは当然肥る。
食べものの調味の基本は塩といえるほど、
用途は多種多様にわたる。
塩分は必要不可欠な要素だが、
摂り過ぎは害になる。
統計的にみても、長寿者の多い、少ないは
塩の摂取量に反比例するようだ。
沖縄県がその好例で、
食べものでも漬物が少ない。
反対に漬物が多種ある東北地方では、
塩の摂り過ぎで、
血圧、腎臓等多くの悪例が挙げられる。
また、塩分過多は癌になる可能性が
高いと言われている。
月刊自然良能より