
■ 骨盤調整法とバラコンバンド
初夏
いつものように仕事をしていたら、昼過ぎ頃から右半身(肩から足先まで)ダルイ感覚があった。
その時は疲れだと思った。夜になっても違和感があったが、
翌日には、その感覚はなくなった。
お盆を過ぎた頃、夜になって突然、右足首から脹脛外部周辺及び右骨盤周辺にダルサと痛みが襲い、
その日の夜はあまり寝付けず仮眠程度で朝を迎えた。
朝になると痛みが消え、何だったんだ?と思い車に乗ると約20mぐらい歩いたら足がダルイ、
そして足首が痛い。
その辺の資材に腰かけた、1分間ぐらいしたら、あの感覚は消え、車に乗って仕事に行ったが、仕事をしていたらまたあの感覚が襲う。
たまらず午後から近くの病院に行き、レントゲンを撮ってもらい、医師は腰椎の4番5番の軟骨が減っているヘルニアと言うより坐骨神経痛と言われた。
とりあえず痛み止めを出します。「効き目がない場合はブロック注射とか、色々ありますんで・・・とりあえず薬で様子を見ましょう。」もらった薬を飲んでも右足の痛みやダルサは消えなかった。
病院に行ってままならない頃に近所の人と話をしていた。
その話の中でこの間、病院に行ったら坐骨神経痛て言われてと言ったら、
「俺も坐骨神経痛よ!」と言われ、逆にどうしたら治るの?と聞くと、「一生治らんよ…!」と言われ、ショックでみんなこの痛みやダルサに耐えて仕事しよるとか…と内心思った。
そしたら、針なんかしてみたら?神経痛には効くて聞くし、あと厚めの靴履くとか色々してみたら、と言われ、針を打ちに行ってみた。一週間程は効果があったので、針で治ると思っていた。
それから週一で針を打つこと2ヵ月余り、冬になり正月を迎えた。
1月、針を打つが効かない何か変だな?と思っていた。2月後半に入り体が曲がりだす。
鏡越しに自分の体を見ると、怖いように体が曲がり、右胸が体の真ん中に有るように見え、背骨はS字、お尻は、変形していた。
思うように体が動かない上、ひどい激痛で四つん這いになり這うように動き、柱などにつかまり腕の方で何とかして立つ。
それ以降は仕事もできず、布団に横になる。仰向け、うつ伏せ、この2つの動作は不可能で横向きで背中を丸め鱒ったようにしないと寝れない。
ひどい時は右足首から脹脛外部周辺、右骨盤周辺付近は常に痛む。その際、鎮痛剤、座薬等を同時に使うが何も効果がない。
3月に入り仕事仲間の知人が、とある某病院で椎間板ヘルニアの手術をしたと聞き、お見舞いのついでに自分の体を見てもらおうと思い、嫁に運転をしてもらい某病院へと向かう。
そこで、「どこが痛みますか?」と聞かれたので「右の腰から足先まで全部です。」レントゲン、MRIなどを撮ってもらい、医師の診断を待つ。
すると、映像越しに「あなたは腰椎4番5番がはみ出し脊髄が通ってないドッカンヘルニア」と言われ、早期手術です。
予約がいっぱいなので5月20日に、入院の準備をしてきて下さいと言われました。
そこで私は反対に「手術したらどの程度で退院できますか?」と聞くと、「約3ヵ月間はベッド横になってもらい、リハビリはそれ以降です。足の痛みは残ると思います。」
3ヵ月も横になって足の痛みは消えないでリハビリなんて無理だと思い、わかった素振りでその場を去った。
入院している知人にお見舞いがてらその話をすると、「最初は治ったよ」と笑顔で語っていたが、手術は成功し「腰の痛みは消えたが足の庫れが中々消えない」と言う。
しかも制限付きで重い物や激しい運動は控えるように言われたそうだ。どうやって生活する気なんだろう?
私自身内心、(デメリットが多い上、人によっては何回も手術をしている人がいる。私の周りにはそういう人が多い。)
自分の症状も話し笑いながら雑談を終え、知人は帰る間際に「お前も切れ、そっちが楽になるぞ!」と言われ・・・
笑いながら「メリットは?」と聞くと、「ん…?」と言葉が詰まられました。
「まだ時間が有るし、色々試してダメな時考えます。お大事にと病室を後にしました。」