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(3) 椎間板ヘルニアで左下半身が激痛

「いままで受けていた治療はいったいなんだったのだろうか?」

私をとらえた疑問はそれでした。
骨盤調整という聞きなれない治療を自らの身体で体験して、
私はこれまで整形外科で受けていたものは、
疾患を回複させる治療ではなく、その場しのぎの治療に過ぎなかった
のではないだろうかと思い至ったのです。

私は人間の体内にある「自然治癒力」については知っていましたが、
自然良能会の治療は骨盤を正して骨格を正常にし
血液循環を活発にすることで、
その自然治癒力を引き出すものというもの。

言葉でいってしまえば他愛のないもののようにも思えますが、
治療の本質をつく根源的な療法であると理解できました。

「私たちはそうした自然治癒力を引き出すお手伝いに過ぎない」

という姿勢は、実に謙虚であり、かつ自信にあふれたものであり、
「本当に治すのは自分の力」と患者である私たちに説くのは、
健康を取りもどすには自分の前向きな努力が必要だとの
教えにほかならないのだと思いました。

治す人と治そうと努める人とが一体になって頑張る・・・
骨盤調整には和やかで温かく一途なものがあると痛感したのでした。

先生は「楽になった、歩けるようになったといっても、
即座に治ったというものではありません」

たしかに骨盤調整の効き目がすぐにあらわれたことですし、
「治る」という可能性の証しですが、
とにかく長い時間をかけて悪くなっているのですから、
一日やそこらで本当に治るわけがありません。

つまり、安易な気持ちになってはいけないということを言われたのです。

そして「ことにあなたはAランク(重症)なのですからね。
だけど、きちんと治療をし、バンド運動も毎日しっかりやって努力すれば
かならず治ります」ときっぱり言われたのでした。

「よし、今日から教えていただいたことは全て実践しよう」
と決心し実行したのです。

一週間後、歩くことは普通にできるようになりました。
バラコンバンドの巻き方も様になってきました。
ただ、背部から足裏にかけての痛みが取れなくて、
眠りの浅い日がつづいたのです。

そんなある日、治療所に置いてある月刊自然良能をなにげなく手に取り、
パラパラとページをめくると、治療を受けた大学生の方が書いた
体験記が眼にとまったのでした。

読むとバンドを巻いて1日に2000回も腰を回していると書いてありました。
これには驚きました。

そこで「この方は5分のバンド巻きを何度も繰り返して、
こんな回数をこなしているのですか?」と問いたのです。

「そうですよ」としごく当然のように答えられました。
「他人にできて自分にできないわけがない」
と私は思い、その日からさっそく時間を見つけては
懸命にバンドを巻くようにしたのですが、それでも5回が最高でした。

だが、数日後にみるみる痛みはなくなっていったのです。
バンド効果にはぴっくりしました。

脊部のしこり、痛みも先生方の指導で、小さなポールを3個
女性用のストッキングに入れて椅子に置き、
脊部を乗せて毎日グリグリやったところ、4日間でしこりが和らぎ、
痛みがなくなってしまいました。

同先生やスタッフの方たちは患者の身になって、
なんとか良くなってほしいと考えてくださっている。
それを疑うことなくやってきたことが、
今の状態になれたと思っています。

まさに「信じるものは救われる」です。

私自身もバンドの巻き方にもあれこれ工夫を凝らすようになり、
まだ足裏のシビレは残っていますが、夜もすっきり眠れるようになり、
一日々々健康な身体になっていくことがはっきりわかります。

改めて先生の言われた言葉の正しさを認識し、
そして骨張調整の驚異的な効果に驚嘆しております。

忘れていた健康を取り戻すことがいかに素晴らしいことか。
ただ感謝の言葉しかありません。

そして、腰痛やその他の症状に悩む人たちが皆、
早く自然良能会を知ることができればいいのにと願っております。

月刊自然良能より