【手記】 自然然分娩で産みたいとの強い希望で、
骨盤調整を選んだ選択は正解だった。
私が長女を出産したのは、帝王切開だったのです。
そして、次女を胎内に宿したのは、翌年の初秋でした。
(お腹を切るのはもういや、この子はどうしても自然分娩で産みたい)
私は切実にそう思いました。
しかし、通っていた病院の産婦人科では、
「今度のお子さんも、やはり切ることになるでしょうね」
と宣告されたのです。
そこで他の病院へいって診てもらったのですが、
診断の結果はやはり「切るしかない」とのことです。
再度病院を移りましたが、返ってきた答えは同じでした。
この子を産むときも、どうしても帝王切開を余儀なくされるのか?)
それでも自然分娩の気持ちを諦めることはできませんでした。
そのために、少しでも可能性を高めることがあればチャレンジしたい。
そう思ってあれこれ探していたときでした。
義母から、「骨盤調整」という初めて耳にする名前を聞いたのです。
義母の知っている女性の方が、
私と同じに最初の子どもは帝王切開をして産んだのですが、
2度目の子は骨盤調整という治療を受けて
自然分娩で産まれたと教えられたのです。
それではと、義母に聞いた富士市の自然良能会に行ったのでした。
初めて体験する骨盤調整という治療は、
うつ伏せになった私の腰部に片足を乗せ、
「ハーッ」という気合とともに押圧するもので、
胎内の子どもにさわりはないだろうかと、一瞬びっくりしました。
治療が終わった後の心地よい爽快感といったら・・・。
身体が本当に軽く、楽になっていて再度びっくりしました。
(この治療を試してみよう)と思い、
それから数回治療を受けて、その思いを一段と強くし、
これから通いたいとの気持ちを先生に伝えたところ、
平塚市にも治療所があるから、そちらに通われたらいい。
私のところはこちらに帰られた時に顔を出せばいいのでは?」
と言われて、平塚支部のを紹介してくださったのでした。
初めて同支部を訪れた印象は、治療室はゆったりしたスペースで、
きちんと整頓され、清潔な雰囲気が心地よい感じを与えました。
そして、なによりも患者さんたちの表情が明るかった。
それは、先生のお人柄が如実に反映したものだということが、
何度か通ううちに痛感したのです。
とにかく元気いっぱいの先生でした。
元気いっぱいの大きな声と押し出しはなかなか迫力のある
先生であり、当初は少し気後れもしましたが、
注意されるところは厳しく指摘されても、
骨盤調整のなんたるかを適切に説明され、
なによりも私たち患者の身体を思う気持ちがよくわかり、
自然にこの先生ならとすっかりお任せの気持ちになっていたのでした。
他の患者さんたちが、実に明るく、前向きに頑張っておられるのは、
そうした先生に対する信頼感があればこそと、よくわかりました。
平塚支部で骨盤調整の治療を受けると、いろんな変化が出てきました。
まず、つわりが徐々に軽くなっていき、食欲が出てきたことです。
それまではつわりがひどくて入院する一歩手前だったのです。
そして、よく眠れるようになり、当然フットワークが良くなったのです。
そんな治療を何回か受けた後に、
おなかの赤ちゃんの定期検診で病院へいった時でした。
看護師さんが、「こんなによく動く赤ちゃんは初めて見たわ」
と私に言ったのでした。
そのことは私自身も感じていました。
長女がおなかにいた時よりは、
今度の赤ちゃんのほうが動きがはるかに活発だったのです。
(言れも骨盤調整の効果なんだわ)と思い、
先生にかける信頼は絶対のものになりました。
その思いは、おなかの赤ちゃんを出産した時には確信となったのです。
その日も、すいすい元気に歩けて、食欲も旺盛であり、
(数日前から入院していた)病院の食事が足りないくらいでした。
午前中に病院を抜け出して平塚支部に行き、治療を受けたのでした。
そして午後もだいぶ経って陣痛がおき、出産したのは午後5時ごろです。
陣痛がおきてから出産まで本当に短く、
あっという間に生まれたのでした。
希望通りの自然分娩で、らくらく出産でした。
子宮収縮の回復もとても早くて、痛みも強くなかった。
それに、母乳の出もとても多かったのです。
当然のように赤ちゃんも、健康で元気いっぱいの子どもでした。
妊娠中の経過と、出産時の状況は長女の時とはあまりの違いようで、
それはみんな骨盤調整の効果であると改めてびっくりしました。
平塚支部に治療に通っている間に、
「月刊自然良能」のバックナンバーの中の
妊娠・出産に関わる記事を読みましたが、
当初はそんなに顕著な違いがあるのかしら・・・
と思うところもありましたが、
治療を重ねるにつれて雑誌に書かれていることは
全て本当のことだということが理解できました。
そして、自分か実際に出産した体験で、
この治療に対する信頼感は確固たるものになったのです。
新たに生まれた次女は、手がまったくかからない子どもでした。
愛想がよくて、泣くときも、要求に応じて泣き方が違っているので、
なにを求めているのかわかりやすかったのでした。
心身ともに健全な赤ちやんだということです。
ただ、4ヶ月ごろに一度母乳が出なくなったのでした。
そこで、すぐに治療所へいきました。
先生から骨盤調整を1回受けたら、
その直後からとても出るようになり、現在もよく出ています。
逆子も骨盤調整やバラコンバンドの活用で、
正しい位置にもどるといいます。
その原理を知らない人ならば、(そんなことが・・・?)
と眉つばに思うかもしれません。
私も当初はそう思ったものでした。
ですが、なぜそうなるのかということを知ると納得しました。
原理は簡単、明解なものです。
逆子になるケースは、母体に問題があるのです。
母体の骨盤の歪みで骨盤が狂うことで、
胎内の赤ちゃんはすおりが悪くなって逆子になるものですから、
骨盤を正して正常な骨格にすれば、
胎内の赤ちゃんは当然あるべき位置にちゃんと納まるものです。
出産時の難産や帝王切開なども、骨格(骨盤)の狂い、
血液循環不全などの要因からくるものであり、
それらが解消されればおどろくほど安産で、
しかも赤ちゃんは健全で元気いっぱいの子どもを授かることができるのです。
そのことを、私は今回、我が身をもってしみじみと知ったのでした。
いま、骨盤調整との出会いに改めて感謝しています。