(7) 椎間板ヘルニアの常識 ウソ?ホント!

■ 根本的に治るためには?

誰でも健康な時を基準に考えて「腰痛くらい・・・?」と
軽くみて放っておき生活して悪化した
腰痛ほど大変なものはありません。

腰痛ばかりではなく、体は曲がり
痛みで身動きができずいろんな症状を併発します。

その結果、仕事も出来ずに休まなければならず、
家族にも負担がかかります。

そうならない為にも初期症状の時に、
きちんと体の手入れをして治して欲しいと思います。

現代医学では精巧な検査機器を使って、その結果病名を付けます。
椎間板ヘルニアの場合は
「何らかの圧力がかかって椎間板ヘルニアになる」と言いますが、
しかしヘルニアになる原因の説明はされていません。

骨盤の上に乗る背骨は、左右均等な位置に立っているからバランスがとれています。
骨盤が左右どちらかに傾けば、当然背骨は不安定になり、
特に腰椎4~5番に負担がかかってしまい、背骨を歪ませて、
その狂いが椎間板を圧迫して中の髄核をはみ出させます。

それが椎間板ヘルニアと言うわけです。

脊骨の歪み、ヘルニアには注目しますが、
骨盤が大きく歪んでいても重要視しません。

現代医学で主張する方法で腰の部分だけを治療または手術しても、
現代医学の盲点である骨盤(仙腸関節)の歪みを放置したままでは
再発する可能性は大きいです。

真の原因がわからなければ、根本的に治る治療法はありません!

椎間板ヘルニアは、ひとつの症状であって
本当の原因ではありません!

骨盤、すなわち仙腸関節の変位が真の原因なのです。
やはり椎間板ヘルニアは
骨盤の歪みをただして根本的に治さなければいけません。

身動きが出来ないようなギックリ腰でも、
そのまま放っておいても痛みは治まるものです。
なぜなら危険状態になると
筋肉はギュウと硬く萎縮して、関節を固めるからです。

つまり動かなければ痛みは和らいでいきます。
そのかわり、痛みが無くなってから動いても関節の動き(可動域)が悪くなり、
まともな姿勢で歩いたり動いたりは出来ずに体はだんだん曲がってきます。

この原理がわかれば、手当ての方法はおのずと解かるはずです。
硬くなった筋肉を緩めて歪んだ骨盤を正せば症状は改善していきます。
血液循環の障害が起きているところに、
血液を通わせてやれば痛みは改善し、衰えていた力も出てきます。
血液が通わないところは抵抗力がなくなるので疲れやすくなります。
これがすべての始まりです。

骨盤が定規で測ったみたいにきちんとしていなければ痛みは治らないのか?と
言うと答えはNOです。
骨盤にある程度の狂いがあっても大丈夫です。

でも問題なのは骨盤周囲、下肢の筋肉に
柔軟性があるか、無いかが大きな差として症状が違ってきます。
同じ程度の骨盤の狂いでも、
柔軟性には個人差がありますから症状も当然変わってきます。

例えば機械を長年使っていると、機械の動きが悪くなってきます。
その時には油をさしたりして手入れをしませんか?

体でも同じことが言えます。
バラコンバンドを巻くことで
筋肉に刺激を与えたり、筋肉の補助をしてやれば関節の動きは良くなります。

機械では古くなりダメになれば新しい部品と交換できますが、
人間の体はそのようにはいきません。

一生使う大切の体ですから、
手入れをしながら上手に付き合っていかなければいけません。
体の老化は防げませんが、努力しだいでは遅らせることはできます。

バンドで手入れをしていけば、極端に痛みで動けない、つらいという事は無くなります。
私の治療所へ来て頂き、基本のバンド運動と治療を併用すれば早く楽になりますが、
遠方で来れない方は是非バラコンバンドを試してください。

諦めず続けてもらえば、必ず体は答えてくれます。