その3日後、(そろそろお昼ご飯でも食べようかな)
といすから立ち上がると、
(あっ!?)と思った瞬間、そのまま動けなくなった。
冷汗が出た。(これか先生のいったのは・・・?)
再び主人の送りで治療所に向かう。半ベソ状態で、
「先生のおっしやる通り、また悪くなりました」
と言うと、それは身体が緩みはじめてきたころで、
大きく動くと出る変動であるが、治る徴候でもある。
だから「また頑張れば、年内には良くなって良い年が迎えられるよ」
とおっしやって下さった。この時点で12月中旬。
(本当に年内で良くなるかなぁ。あと2週間もないのに?)
それでも(あそこまで良くなったんだからやるしかないでしょ)と、
年内に再び歩けるように復活を目指した。
すると先生の言葉通り、年内最後の治療の日、
また一人で自力で治療所まで歩けた。
そして年が明け、今の私は一見ヘルニアだとはわからない程度になった。
まだ走ったりするのは無理だが、
生活のほとんどが病気前の状態と変わらないところまできた。
あんなに痛かった治療が今では、
(あ・・・気持ちいい、すっきりした)と思えるようになった。
ゴールはまだ先だが本当に信じられないくらい楽になりました。
先生方、患者の皆様、家族にはありかたい気持ちで一杯です。
いま、こうしてこれまでのことを振り返ってみると、
本当にいろいろなことがあった。
一つの病気が私にもたらしたものはあまりに多すぎて、
まとめようにもまとまらない。
もし私と同じ病気の方に先輩として伝えるのなら、
患者さんの言葉を借りて、
「渡り鳥にならないこと。子供のように素直になること」
ということだ。
そして自分を他の方と比べないこと。
病気になった原因、年齢、生き方も一人一人異なるのだから。
(最後にAさんのご主人の言葉を・・・)
骨盤調整の体験者で、この治療をおすすめ下さったNさんに感謝!
先生、治療をされている患者さんの皆様に感謝!
そして、本人はつらい思いも沢山したと思うが、
「ヘルニアになった」妻に感謝!
「乗り越えられない試練を神(?)はその人に与えない」
と聞いたことがあります。
妻がヘルニアになったことで、
私自身はずかしながら料理や洗いものができるようになり、
得たものが沢山あります。
微力ながらこの病に眼らず妻を支えられるよう、
さらに私自身がもっともっと頑張る必要がある事を知らされました。
感謝! 感謝! 感謝!
月刊自然良能より