(4) バラコンバンドの効果的な活用法

自分の腰の状態は正常なのか、ズレているのか、
悪ければどの程度の状態なのだろうか・・・
そうしたことを自分で診断できる方法を紹介します。

簡単にわかる腰痛の度合い診断法

■ 体の中心線が垂直かどうかを見て判断する

自分の立ち姿を鏡で見る。
風呂あがりのときなどの裸のときに見ると
はっきりわかる。

両肩のラインが平行で、鼻、ヘソ、両足くるぶしを
結ぶラインがまっすぐであれば、
仙腸関節も脊椎も狂っていないが、

その垂直の線が曲っていれば、仙腸関節はズレており、
脊柱がS字状に歪曲していることも考えられる。

かなり悪化している症状とみてよい。

■ 眼を閉じていっぱいにひろげた両手の人差し指の
先端を前で合わせる

まっすぐ立ってやるか正座のままの状態で
眼を閉じ、両手を横一杯にひろげて、手指を曲げる。

人差し指を突き出したまま、
なにかを大きく抱きかかえる感じで閉じ、
両の人差し指の先端がピタッとくっつけば
仙腸関節にズレはないがズレている人は
懸命に合わせようとしても合わないもの。

人間は眼を開けているときは、
耳の奥にある平衡感覚がはたらいてバランスをとる。

眼を閉じると平衡感覚がはたらかず、
代って仙腸関節で体を支えようとするから。

人差し指のズレが大きいほど仙腸関節のズレも
大きいということ。

■ 眼を閉じて両手を水平に上げ片足立ちになる

この方法が基本的な自己診断法。
上げる足は高く・・・。

そのときのぐらつきで、仙腸関節の狂いの度合いが測れる。
ひどい人は、足を上げようとしても、
ぐらぐらと不安定で上がらない。

こういう人でも、パラコンバンドをきつく骨盤巻きにして、
同じように片足立ちを試みてみると安定します。

その点を見ても、原因が仙腸関節の狂いからだという
ことがわかるし、バラコンバンドの効果も理解できるでしょう。

■ うつ伏せになり左右の足の長さを見て判断

腹這いに寝て、かかとを合わせて左右の足が
同じ長さかどうかを、誰か身近な人に見てもらう。

みんな長さは同じだと思っているもの(同じ長さの人は正常)
実際はそうではない人が多い。

仙腸関節が狂うと長さが不揃いになるから、
はっきりとわかる。

短いほうの仙腸関節が狂っている。
短い足側の骨盤が上方に変位しているから。

それを、骨盤調整を施すと同じ長さになる。

■ うつ伏せに寝て膝を曲げてかかとをお尻につける

膝を曲げて、お尻にかかとがつければ心配なし。
筋肉がやわらかく維持されている。

つかなければ、筋肉が相当硬くなっているもので、
腰がズレて筋肉のひきつれがある証し。

軽い症状であるが、放っておくとどんどん悪くなる。
バラコンバンドで矯正を。

その他、正座のできない人、いつも同じ形の横座りをする人、
座る時いつも同じほうばかりに足を組む人なども、
骨盤の仙腸関節になんらかの異常のあるので要注意!

こうした自己診断を行い、自分の腰の状態をチックし、
骨盤がズレているとみれば、すぐに適切な処置をすることが肝要です。
軽症、中症はバラコンバンドで改善。