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(2) 腰と両膝の痛みと両手指のしびれ

母と子ら三代が身体と心を癒されて

母と共にお世話になって早くも
三ケ月が過ぎようとしています。

背骨の症症をかかえていることは
去年と変わりのないものですが、
今年の冬は寒さを感じさせない母の笑顔があります。

それまでは手のしびれ、腰痛などは薬と付き合いながら、
いつかせざるをえない「手術」という二文字が、
重々しくのしかかり、私以上に母の心に
不安と恐れがひろがっていたことでしょう。

物事には原因があり、結果が生まれてきます。
身体の歪みは生活習慣による過剰な負担によるもの。

そのために身体はさまざまな筋力を駆使して支え、
ありのままに生きてゆく手助けをしてくれます。

しかし、負担はやはり無理があるもので、
相応な年齢になったころには、
身体が悲鳴を上げてきます。

私は「まだ若い」という気持ちがあって、
その若さのパワーで乗り切るしかないと思いました。

しかし、身体の線を見つめて、
改めて今日までの生きざまを感じた次第です。

歪みひとつひとつが人生の証です。

そうした症状は、私の生きてきた経緯を
あらわすものにほかならず、
ある意味では感謝しなくてはならないでしょう。

そうして身体が「改善される」こと「治る」ことに
必死に立ち向かっているのです。

それだけに、ゆっくりと治療を受けて、
歪み一つ一つに「ありがとう」と伝えていきたいです。
母は今年、七十七歳になりました。

治療を受けてからは、痛いと伝えてくれるようになり、
また歩くのが、楽しくなったといい、
先日はバス停を二駅分歩き、皆を驚かせました。

母にとって、動けることが若さの証なのでしょう。
時にはハラハラすることもありますが、
これからも二人三脚で歩んでいければ幸いであります。

母から始まった骨盤調整とのお付き合いも、
今では私、娘、息子へと喜びはひろがっております。

息子については、先生のもとへつれていきましたが、
当初はくすぐったがり、暴れておりました。

骨盤は歪んでおり、
結果としてでてきたと思われる夜尿症も始まり、
寒さにより、しもやけもできてしまいました。

そこで腰まわし、指先のゴムまきなど、
先生よりご指導いただき私白身で子供に
やってみせておりました。

ゴムまきは色の変化、温かさなどすぐにわかりやすく、
また手品のようで遊び感覚で受け入れ、
徐々に腰まわしなども一緒に行えるようになりました。

結果は、その日から夜尿症は止まってしまいました。
子供は七歳、少しあたたかい冬を迎えました。

自然良能の月刊誌より、
五味先生が老骨の定義について
語られたことがありました。

同先生は、老骨とは「単に加齢ではないのだ。
心のありようと、常に身体を鍛え、
気配りを怠らなければ老骨といえぬ」とありました。

痛みは身体の声です。
その痛みに触れることでやわらぎ、そのやわらぎが、
また心を支え、身体をも支えてくれるのではないでしょうか。

先生に少しずつ身体、そして心をほぐしていただき、
ひとつまたひとつ感動を見い出していただきました。

私はなにもできませんでした。
しかし、この感動と感謝を、これから生かせるよう、
生活のなかに取り入れてゆければと思っております。

末筆になりましたが、改めて骨盤調整の門となりました
五昧先生との出会いに感謝いたします。

お導きに感謝いたしますとともに、
これからもあわてることなく心身共に健康な身体になりますよう、
母ともどもお付き合いいただきますようお願いいたします。

本当にありがとうございました。