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(1)椎間板ヘルニアは手術しなくても治る

4年前に椎間板ヘルニアの手術をしたのだったが、
また再発して歩けなくなった。

だが二度と手術はしたくないと迷っている時、
骨盤調整を勧めたのはお母さんであった。

五味勝会長の著書を読み、
現代医学とまるで反対の考え方であるが、
その主張に納得し、治療を受けたらと・・・

■ なんでも椎間板・・・?

自然良能会総本部を訪れたのは、
昨年の3月下旬であった。

訴えた症状は、椎間板ヘルニア。

人それぞれに印象があるものだが、
患者さんの場合は初めてのイメージが狂うことも間々ある。

だいたいかつらい、苦しいと訴えてくるものだから、
あっけらかんとした明るい印象はないものだが、
症状が快方に向かうにつれてよくおしゃべりして、
ケラケラと笑うようになった。

それは当人にも「治る」望みができて
気持ちも明るくなってきたからだろうが、
そうした患者さんを見ると治療する側も
当然楽しい気分になるものだ。

スタッフが簡単な問診をするのだが、
その時でも、しやくりあげるように泣きながら、
スタッフの問いに答えていたのであった。

4年前にも椎間板ヘルニアに見舞われ、
かかりつけの病院の整形外科で手術を受け、
腰椎4番と5番の間にできたヘルニアを除去したのだった。

それがまた再発したのである。

今度は、MRIを撮ったところ、
腰椎5番と仙骨の間にヘルニアが認められるということで、
「ひどく痛むようでしたら、手術をしなくてはなりませんね」
と整形外科医から宣告を受けたという。

これまでの経緯は、整形外科での治療のきわめて普遍的な例といえる。
つまり「治らない」ということである。

そのことは(何度もいうように)五味会長の、
「椎間板ヘルニア 手術なんてとんでもない」
に詳しく書かれているので、読まれると
「なぜ治らない」かがはっきりとわかる。

いまは検査機器が大変発達してMRIなどで撮ると、
椎間板から突き出ているヘルニア
〈厳密にいえば、突き出ているものがヘルニアだ)がよく見える。

すると、医師はすぐ椎間板ヘルニアと病名を付ける。
だから五味会長が「なんでも椎間板」と郷楡するように、
椎間板ヘルニアの患者さんが圧倒的に多くなっている。

東京総本部にも医師にその病名を宣告されたのですが・・・と、
問い合わせの電話がよくかかってくる。

そうした時、五味会長はかならず、
「腰の痛い箇所を指で押してみてください」と指示する。

押してみて、飛び上がるほどの激痛ならば
真性の椎間板ヘルニアであるが、
そうした人は割にも充たない。ほとんどの人からは、
「いいえ、さしたる痛さではありませんが」との答えが返ってくる。

自然良能会では、ヘルニアの痛みは二次的なもの、
いうところの従犯であって、痛みの主犯は別であると主張している。

それは骨盤の歪みから発する筋肉、靭帯の硬縮だと指摘し、
そのメカニズから治療法まで詳しく説明している。

月刊 自然良能より