(1) 腰と足の付け根に痛み、歩行困難 椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアの治療中に挑んだ成果とよろこびの大なることに

私は会社を去年の2月に自己都合により退職してしまいました。
その直後に腰に違和感が出てきました。
5月のあたまのことでした。

それまでは健康だけがとりえだった私が、徐々に歩行困難に陥り、
歩く際は腰の曲がった老人みたいになったのです。

特に痛かったのは腰と脚の付け根でした。

一番ひどい状態の時は、歩く時間は5分と持ちませんでした。

そんな痛い体をひきずりながら近くの整形外科に行き
MRIの撮影したところ、椎間板ヘルニアと診断されたのです。

外科の先生いわく「軽いヘルニアだから手術するまではない」と言われ、
プロック注射をして様子を見てみようとのことでした。

そして、帰りには痛み止め飲み薬と胃薬などをくれたのです。
初めての病気なのでどうしたら良いかわからないので、
しばらくは様子を見ようと思い通院をしてみました。

通院するたびに静脈注射やプロック注射の繰り返し、
それでも治ると思い通院しました。

6月後半くらいまで通院してもいっこうに良くならないので、
思い切って入院して集中治療をしてもらうことにしました。

その入院中も毎朝、静脈注射をされ、
3日に1回くらいプロック注射をされたのです。

成果が見られないと先生に告げると、
次に脊髄投影をすると言われて脊髄に注射をされました。

結果は異常はないとのことでした。

異常がないと言われたが、実際に腰と脚の付け根に痛みがあり、
その症状は変わっていないことは確かでした。

この時、身体の中の痛みはなった本人にしか
わからないんだなと思いました。

その数日後、脚の付け根辺りの神経に
直接注射をすることになったのです。
この時、看護師さんに押さえられながら注射をしたのを、
今でもはっきり覚えています。

べッドの上でどうしたらヘルニアが治るか自分で
調べてみようと思い、彼女に頼んで図書館で
ヘルニアについての本を何冊か借りてきてもらったのでした。

その中に「椎間板ヘルニアは手術なしで治る」
と言う五味雅古先生の本がありました。

他にも何冊かの本はあったのだが、
五味先生の本が一番印象に残り頭から離れなかったのです。

いっときも早く自然良能会に行かなくてはと思い
すぐに整形外科を退院しました。

本の後ろに各支部の紹介が記載されており、
自分の家から一番近い所はどこだろうかと食いつくように探しました。

私はすぐに一番近い支部の先生のところへ車を走らせました。

車を走らせること40分。
たどり着いてみるとなんと定休日だったではないか。
とても悲しかった。

次の日に再度出向いて診察してもらい、
終わり次第ゴムバンドを購入して腰回し運動を教わりました。

来た直後に比べると、帰りはいくらか痛みがひいた感じでした。
だが、帰るために車に乗り、帰宅中だんだん痛みが再発してきて、
車を止めて横になり痛みがひくまで休んでいたのです。

間を空けず毎日通いました。
通い出して15日から20日くらいたち所持金が底をつきました。

この間働くこともできないため、収入がありませんでした。
失業保険が下りるのも2ケ月後だし、
残りのわずかな所持金で通える保険のきく所に行くしかないと思い、
鍼治療、接骨院などに通いました。

結果はやはり出ませんでした。
行くところ行くところ違うことばかり言われ、
なにを信用したら良いのかわからなくなってきました。

保険のきく所はあきらめて、自然良能会の支部で教わった
腰回し運動を自宅で続けようと決めました。

そのかいあって歩ける時間もだんだん長くなり
一時間くらい歩けるようになりました。

バラコン体操と歩く練習の日々が毎日続けられ
真っ直ぐ歩くのに自信がつき就職活動に乗り出しました。

11月就職が決まり、仕事に就くとなんと立ちっぱなしの仕事で、
なおかつ長時間労働(途中休みはあるが)

それでも治療費を稼がなくてはならないと思いがんばりました。

そんな矢先に会社の経営が悪くなり倒産したのでした。
給料が未払いのままなので、治療に行きたくても行けませんでした。

そんな困っていることを両親に話をしたら、
一度、実家に戻って来なさいとのことでした。

月刊自然良能より