奥様と一緒に来られたのは3月31日でした。
本当に痛々しい程の状態であった。
本人の話を聞いてみると、
椎間板ヘルニアで腰椎4番と腰椎5番の
2ヶ所に出ているとのことで、
場所も手術もしにくい困難を伴う位置にあり、
当人も絶対に手術だけはしたくないとのことでした。
そこで骨盤調整の内容と椎間板ヘルニアについて
詳しく説明したところ、よく納得されたようでした。
そして骨盤調整にかけてみたい、
これしか手立てがないとまで言われて、
その意気込みにとにかく全力をつくして
頑張ってみようと思ったものです。
椎間板ヘルニアの回復過程では、
ヘルニアの痛みはしぶとく一進一退の中で
一時くじけそうになりながらも途中で、
「椎間板ヘルニアは手術なしで治る」
という故五味雅吉先生の著書を熟読して、
よりいっそう意を強くされたようで、
かならず良くなるとの信念を持って
最後まで粘り強く頑張ってこられたと思います。
結局、椎間板ヘルニアの克服は、
骨盤調整とバラコン運動の実践で、
徐々に徐々にしか進展がありませんでしたが、
自己治癒力は、骨盤調整はもちろんのこと
かならず良くなるという精神力と、
体力回復をいかにはかかっていくかが
重要な要素であったと思います。
そうゆう意味では常に前向きに根気よく取組み、
痛みを克服された患者さんであったと思っています。
月刊自然良能より