つらい症状ばかりか心まで癒されて
娘から「今日はお母さんにピッタリのお知らせよ」
と電話がありました。
腰痛のはじめは20年くらい前から時々あったのですが、
このころからつらい腰痛、お尻の右側から大腿部の裏の痛み、
指先のしびれに悩むようになったのでした。
私の一日の始まりは、起き上るのに柱まで這っていき、
やっとの思いでつかまって立ち上がり、
まずお風呂に入り、どうにか身体が動くかな、と思いながら、
腰から足先までさすりながら、休み休みしつつも
日々追いたてられるような生活でした。
そのころも、整形外科には通院していました。
すべり症との診断で、おきまりの牽引、温湿布、
貼り薬に痛み止め内服薬のセットに、
大きなコルセットを着けて、
ことに真夏は汗だくの毎日でした。
そのころ、娘も腰痛と身体のだるさもあって、
友人に紹介してもらったとかで治療を受け、
腰の痛みも体調も徐々に快方にむかい、
そのことの報告で私に電話をしてくれたのでした。
それでも不安がる私に、いまお母さんが動けなくなると
皆が困るのだからと、言われてみればその通りなのです。
治療所にひと足踏み入れた時、
これまで見たことのない独特の光景に、
軽い衝撃というか気おくれがしてしまいました。
何人もの患者浄んたちが全身にゴムのチューブを巻いて、
くねくねと腰を回している。
そして施術する先生方の異様な掛け声・・・。
びっくりしました。
でも、ここまできたらもう婦れません。
着替えをすましますと私の順番になりました。
まず問診があり、その後治療をしていただきました。
頚椎の治療で両手がしびれ、びっくりしてしまいました。
この時の印象が尾を引いているのか、
いまだに緊張してしまいます。
またゴム巻きの指導も親切に受けました。
これでつらい痛みから解放されるのなら、
治療をつづけて受けたいと思いましたが、
家族の病気が進行し、私の腰の治療は一時中断でした。
でも、ゴム巻きだけはばそぼそとつづけました。
おかげさまで薄紙を剥がすように痛みもうすれ、
喜んでいたのですが、不注意から「イヤ」というほど転んで、
お尻の左を強く打ちました。
その時はなんともなく「ほっ」としたのでした。
ところが翌月の初め、草取りをしていましたら、
腰が痛くてまったく動けなくなってしまったのでした。
ご近所の方の助けでなんとか過ごし、
やっとの思いで先生に治療をしていただき、
まず、痛みはおさまりました。
その後二度ほど軽いギックリ腰を繰り返し、
そのころから左足が開きにくくなりました。
先生の「かならず治ります」との励ましを胸に
少しずつ良くなっていることを実感しております。
月刊自然良能より