「腰痛あまりにも多すぎる」より
腰痛は悪化しないうちに早期発見して、治療するのがなによりも大切です。
そこで、自分の腰の状態がどのようなぐあいなのか
自己診断する簡単な方法を、紹介します。
機械や道具は不要で、簡単な方法でズバリ判断できます。
この方法のどれか一つでいいですから、
日頃から自分でチェックする習慣をつけておくと、
悪質な激痛に悩む患者がはるかに少なくなるはずです。
手でズバリわかる自己診断法
■ 両手を水平にあげる
まず右手。肩の線まで水平に上げ、ピタッと決まればOK。
次に右手を下ろし、左手を同じように上げます。
今度は両手を同時に上げて水平にあげます。
その姿を鏡に写してみればよくわかります。
左右バラバラなら、バラついている腕の側の仙腸関節に異常があります。
軽症です。
■ 眼を閉じていっぱいにひろげた両手の人指し指の先端を前で合わせる
正座するか、まっすぐに立って行います。
ビックリ合えば仙腸関節に狂いはないが、前後にズレると、
仙腸関節も前後にズレていることになります。
人間は、目を開けていると耳の奥にある平衡感覚が
はたらいてバランス調整を行います。
目を閉じると平衡感覚がはたらかず、代って仙腸関節で体を支えようとします。
仙腸関節に狂いがなければ、体重をピタリと受けて静止することができ、
左右の肩もピタッと平行します。
指が合わさらないわけがありませんが、
狂っていると目を開けていても両方の人指し指が合わないことがあります。
そういう人はだいぶ症状がすすんでいるとみていいでしょう。