整形外科では治らない腰の痛みが、骨盤調整を受けると・・・!
母が入院して、毎日看病に通うようになったある日、腰が重たく感じたのでした。
バスに何時間も乗るからだろうと、その時は思ったのです。
しかし、数日後、左の足・腰の痛み、シビレヘと変わっていったのです。
あわてて整形外科へ行「仙腸関節が歪んでいます」と言われました。
仙腸関節・・・私は初めて聞く言葉でした。
その時の治療は、腰を温めてもらい、薬局で湿布をもらったのでした。
病院を出たものの、足・腰の痛みで歩くことができず、
横断歩道も知らない人に手を引いてもらって渡る始末でした。
あまりの痛さに、次の日、先生に症状を訴えると、
飲み薬(痛み止め)と坐薬が処方されたのです。
しばらくの間、飲み薬、坐薬の使用が続きました。
薬が切れるころには、料理をしようと台所に立っても、
五分と保たないのでした。
クシャミをすると、全身に痛みが走る。
当然、買い物にも行けなくなってしまいました。
「このままでいいのかしら?
このまま歩けなくなるのじやないかしら・・・」
と不安な日が続いたものでした。
数カ月が過ぎ、二月のある寒い日でした。
整形外科から帰った私は、痛みのためベッドに横になった瞬間、
母の死を知らされたのです。
葬儀の日、じっと立てない私の傍に、
嫁に行った娘がひとときも離れず身体を支えていてくれました。
母のことを思い涙を流し、痛みで寝られない夜、
毎日暗い気持ちで過ごしていたものです。
そんなある日、「貴女の症状と同じようなことが書いてある本を見つけたから、
読んでごらん、参考になるかも知れないよ。もし治療に行く気持ちになったら、
幸い長崎に治座所があるから行ってみたら」と、
気分がすぐれないのを見かねた友人が、一冊の本を送ってくれたのでした。
それが、五味勝先生の「骨盤調整法でどんな腰痛も治る」だったのです。
そして、長崎の治療所に線が引かれてありました。
私はさっそくむさぼるように読みました。
読み終わると、再度読みました。五味先生の書かれた本には、
自分と同じような症状がいくつも紹介されてありました。
私は、長崎支部の津留先生のところに治療に行こうと決め、予約しました。
それでも当日は、恐るおそるうかがったのですが、
治療所に入ると、患者さんの身体に手を添えて
丁寧に治療されている先生を見たのです。
私の順番になり、これまでの状態など事絹かに聞かれました。
治療の時、痛いところに先生の手が行くと、
「痛い」と思わず大きな声を出しそうになったものです。
治療後、先生は、
(1)骨盤が歪んでいること
(2)右の腰の方が悪いけれど、右をかばって左の方に痛みがきていること
(3)見かけは身体はやわらかいけれど、身体の中は硬い
等々、何点かあげられた。
そして、なんと一回目の治療で自分のバックを苦もなく持てた時は、
本当にびっくりしました。
(今までは、小さい物でも手に下げると痛みが走っていたのに・・・)
ここへ来てよかった、しみじみそう思いました。
「あせらず頑張ってみましょう」の先生の言葉に励まされ、
バラコンバンド運動を教えていただきました。
はじめは腰の痛みでなかなかうまく腰が回せなかったけれど、
お陰でこのごろはテレビの時間に合わせて、
左右交互にうまく運動できるようになり、
朝、夕日課として実行しています。
毎日の努力が、私の身体に必要だと言うことを感じながら・・・。
ひどい痛みで苦しかった毎日が、嘘のような今日この頃です。
友人が送ってくれた一冊の本は、自然良能会の五味先生と、
長崎の津留先生との出会いと共に、
病気と戦う勇気を私に与えてくれたのでした。
先生方には心から感謝の気持ちで一杯です。
これからも頑張って治療し、
元気になって楽しい人生を送りたいと思っております。
【 津留治療院 】
Kさんが、初めて私の治療所に来られた時は、
歩く動作のぎごちなさと、
顔色があまり良くなかったことが強く印象に残りました。
まず、初診の手順で簡単な問診をして、それから治療に移りました。
治療後、身体の変化を尋ねたところ、少し軽くなった感じはあるが、
はっきりはわからないとのことでした。
その後、Kさんの身体の状態、
骨盤調整の理論を説明しました。
特に自律神経失調症の症状があることを伝え、
まずこれ以上悪くならないように、
そして少しずつ良くなるように
頑張っていきましょうと伝えたのです。
それに、毎日服用している痛み止めの薬は、
本当に我慢できない時だけ使用するだけで、
努めて服用しないようにと注意して、
治療の方は週二回のペースで行うようにしました。
痛み止めの薬は、治療開始直後より
まったく服用しなくなりました。一段階の進歩です。
三ケ月後には、治療も週一回のペースになり、
現在も継続して通院されています。
今回報告する窪田さんの例は、格別な場合ではなく、
同じような症状の方は沢山おられると思います。
特異な症例ではなく、同じような疾患に悩む方々が多々おり、
治る治療、正しい治療の存在を知らずに、
いたずらに苦悩の日々を送られている・・・。
そのことが問題なのだと私は思います。
私たちはそのような患者さんを日々確実に治していく、
そうした積み重ねをしていくことによって、
自然良能会(骨盤調整)のありようを
理解していただけるのではないでしょうか。
その努力を怠ってはならないと思っております。