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③ 老化は足より あなたの足は元気ですか・・・?

■ 膝関節

(1) 膝関節は、大腿骨と脛骨で関節する(内側)蝶番関節で180度曲がる。
(2) 脛腰関節は、大腿骨頭の下、脛骨と腰骨が関節し、下肢が内転できる。
(3) 膝蓋骨が前方に付着し、関節の保護と、前方に折れ曲がるのを防ぐ。

膝は、動きが大きく、負担も大きい。人間の「動き」の大きなポイントである。
この膝関節が狂うと、体重を支えにくく、動作時に痛みが内側にでる。
膝関節の故障はことに女性に多く、水がたまる、痛む、曲がらない、伸びない
といった症状になり、立ったり座ったり、階段の上り下りに支障をきたす。
 
膝関節は、人体中最大の大腿骨と脛誹骨が関節し、
膝蓋骨ががっちりと付着して複雑な仕組みになっている。
動きは蝶番関節であり、支える負担も大きいところだ。

そして関節自体が大きく、関節腔も大きい。
そして滑液(潤滑油)で満たされている。
関節内の左右には、三角形の軟骨があり、パッキンの役目をしている。
 
大切な役目をする関節だけに複雑な仕組みになっている。
だから、いったん狂うと被害が大きい。

関節内には古い循環液だけがよどむようにたまり、
新しい滑液と交換されることが少なくなる。
この滑液は車のオイルと考えてもらえばいい。

こうした人を診ると、かならず痛む側の仙腸関節が狂っている。
膝の痛みを膝の悪化だけで考えることは大変な間達いだ。
膝関節の痛みは第二次被害であって、
本当の震源地は仙腸関節であることを忘れてはならない。

月刊 自然良能より