■ 骨盤調整に出会えたよろこびを

三人の子どもに恵まれたのも

私は学生時代から、身体が硬く、肩凝り、腰痛持ちでした。
就職してからは、パソコンに向かうことも多く、肩凝りがますますひどくなり、
マッサージに通ったこともあります。

マッサージも何度となくかかりましたが、その時の気持よさだけで、
ほとんど肩凝りの改善にはなりませんでした。

それでも自分なりに運動をしたりしながら、
なんとかやり過ごしてきました。
それがどうにもならなくなったのは、出産後のことでした。

もともとの肩凝りが、慣れない育児で悪化してしまったのでした。
腰も骨盤が開いたせいか、重く感じました。

そこで、初めて自然良能会に電話をしてみたのです。
産後の体調が悪いことを話すと、
「すぐにいらっしゃい」と、しゃきっとした口調で言ってくださり、
赤ちゃんを夫に託してへ治療へ出かけたのでした。
 
初めての治療は、これまで受けたマッサージとまったく違いました。
その場の快感だけではなく、根本的に治してもらえるぞとの期待がもて、
うれしくなりました。
ゴムの使い方も丁寧に教えて下さいました。

それからは、赤ちゃんと一緒に週に一回通うことになりました。
そしてどんどん身体は軽くなり、素晴らしい育児休暇を過ごしたのでした。

仕事に復帰した後も、週に一回のペースで通いました。
こんなに体調良く過ごせるのは、子どもの時以来でした。

毎月辛かった生理痛も驚くほど軽くなりました。
そしてほどなく第二子を妊娠。
一人目はなかなか授からなかったのに、あっさりと授かることができたのです。

骨盤が整うと、妊娠力も高まるということは、
聞いていましたが、そのことを改めて実感しました。
一人目の時は妊娠七か月の時に、突然坐骨神経痛になり、
鍼治療に通ったりして大変でした。

二人目のときは、妊娠中も調整していただいたわかげで、
とても快適な妊娠生活でした。
腹帯がわりにワンタッチのバンドを巻いて、仕事も元気に通いました。

そして、無事に自宅出産しました。
助産婦さんも驚くスピード安産で、産後もすぐに元気になり
その二年後、第三子を授かりました。

今回も驚くほどすんなり授かることができました。
一人目はなかなか授からず病院に不妊相談まで行ったのが
まるで嘘のように感じられました。

今回も週一で治療に通ったので、妊娠経過は順調でした。
出産も、またしてもスピード安産でした。。

ただ、これまでと達ったのは、赤ちゃんの大きさでした。
三六四〇グラムの肩幅ガッチリの大きな男の子でした。
無事に生まれて、なにもかもうまくいったと思いました。

ところが、三日目に恥骨が痛くて寝返りができなくなり、
歩くのもきつくなりました。陣痛より、よっぽど辛かっかです。

本当に痛くて、赤ちゃんのお世話もできず、すぐに先生に電話をしました。
「すぐにおいで」と優しく言ってくださり、それだけでも救われた思いでした。

大きめな赤ちゃんのお産で、恥骨かい離と坐骨神経痛が同時に起きたようで、
治療もこれまでになく痛くて、声をあげて泣いてしまいました。

でも、何回か治療に通ううちに、症状はどんどん軽くなり、
一ヵ月もしないうちに、ほぼもと通りになりました。
こんなに痛い思いをしたのは初めてで、健康の素晴らしさを改めて実感しました。

この体験を人に話すと、産前産後に辛い思いをしている女性が
本当にたくさんいることを知りました。
妊娠中は、痛くても「産めば治る」と医師に言われ、
産後は育児で治療に行けないで耐えている人がほとんどです。

妊娠、出産、育児・・・どれも素晴らしい経験です。
しかし、身体が痛いと、辛い、大変な経験になってしまいます。
それは本当にもったいないことです。

これから子どもを産み育てる人に、妊娠中でも、赤ちゃんがいても、
治療してもらえることを知ってもらいたいのです。

先生に出会えなければ、私はいまでも肩凝りや腰痛に悩まされ、
子どもも一人だけだったかもしれません。
この出会いに心から感謝しています。

月刊自然良能より